【悪質】ゲムフォレックスの倒産・サービス停止の実態を詳しく解説
海外FXとして日本人に高い人気を博してきたゲムフォレックスですが、2023年5月31日をもってサービスが停止が発表されました。
急なサービス停止であったことから多くのユーザーが不信感を持っており、ゲムフォレックスは事実上の倒産になるのではないかと懸念する声も多いです。
本記事では、サービス停止の真相や倒産の真偽について詳しく解説していきます。
※追記
ゲムフォレックスはサービス停止となりました。
復活の可能性は低く、別の海外FX業者を利用することをおすすめします。
ゲムフォレックスは倒産したのか
海外FXサービスであるゲムフォレックスは、豊富なボーナス制度や万全の日本語サポートから日本人のトレーダーに人気のある会社でした。
しかし、2023年5月31日をもってサービスの停止が発表されています。
ネット上やSNS上にはゲムフォレックスが倒産したという方も多くいますが、現時点では倒産していないと考えていいでしょう。
この度、M&Aによる事業継承の協議が本格的スタートし、今後は、新しい経営陣のもとで更なる発展を目指すこととなりました。
引用元:GEMFOREX
このM&Aによる事業継承の協議に伴い、一時的にサービス休止する事となりました。
公式HPには、M&Aによる事業継承が本格的にスタートしたと記載されています。
今回のサービス停止は、あくまでも事業継承に伴う停止とされている状態です。
現在公開されている情報では倒産には至っておらず、資金繰りの厳しさからサービス継続が難しいと判断されたと見ていいでしょう。
近い将来に倒産の可能性はある
現在、ゲムフォレックスでは出金できないユーザーが多く出ていますが、事業継承を発表したのは未出金状態のユーザーに対して事業継承金額から捻出するためと公表されています。
しかし、具体的な出金スケジュールは未だ出ていません。
そもそも、現在のようにサービスの印象が悪くなった今、ゲムフォレックスの事業を継承する企業や経営者は現れにくいと言えるでしょう。
今後ゲムフォレックスが継続するかどうかはまだ分かりませんが、事業継承がまとまることがなければ、そのまま倒産してしまう可能性も充分あります。
- 買収先:本件取引手続き中または完了後に公表
- 交渉提示金額:1,000,000,000USD
- 本取引の流れ:買収先がGemTrade LLCの株式100%取得
GemTrade LLCの全顧客引き継ぎ
財務状況整理 (GemTrade LLC全株式の償却) - 本件取引スケジュール:協議開始:2023年5月25日
手続き開始予定:2023年6月1日〜7月30日
譲渡予定:2023年 8月1日
なお、ゲムフォレックスの公式HPには、上記のようなM&Aによる事業継承の協議内容や具体的なスケジュールが公開されています。
新会社となって事業が継続される、またはそのまま倒産してしまうかは不明ですが、両方の可能性があることは頭に入れておくと良さそうです。
サービス停止の背景
ゲムフォレックスでは、今回のサービス停止の背景を以下のように公表しています。
①集団による第3者名義貸し&口座転売 2022年中頃から集団による第3者名義貸し&口座転売にて利用規約違反によるボーナスアービが横行し大きな損失が発生。
引用元:サービス停止に至った背景
②決済代行会社(A社)による35,879,651 USD(約50億円)持ち逃げ 2022年後半、決済代行会社(A社)による約50億円の持ち逃げが発生。
③決済代行会社(B社)による1,098,709,370円 (7,996,429.18 USD)の未払い 2022年後半、決済代行会社(B社)による約10億円の未払いが発生。
要約すると、悪質なトレーダー集団による不正取引の横行と、決済代行業者の持ち逃げや未払が発生したとしています。
しかし、ユーザー側には上記の事件の真相が不明なため、公表されている情報が事実かどうかは確かめようがありません。
また、上記の背景は全うに取引しているユーザーにとって別問題であり、一番の被害者となっていることからネットやSNS上では炎上が続いています。
事件の真相や、不正や決済会社の事件が直接関連しているかどうかも不明ですが、今回の件で資金繰りに困っていたことが分かっています。
2022年12月より不信感が増す
ゲムフォレックスが撤退した背景を、詳しく時系列で振り返ります。
日にち | 事件の内容 |
2022年12月6日 | 集団不正取引があったことをGEMFOREXの取引があったことを発表 |
2022年12月6日 | 出金する際にトレーダーに対して20日以内に追加の書類を求めるなど、 トレーダーの不正監視や取り締まりが強化される |
2022年12月7日 | ゲムフォレックスの調査により、第三者への名義貸しが発見される 出金遅延が発生し始める |
2022年12月9日 | ゲムフォレックス公式Twitterで不正取引強化による情報発信の打ち切りを発表 |
2022年12月23日 | ゲムフォレックス公式TwitterのDMが解放されなくなる |
2023年4月27日 | ゲムフォレックス公式Twitterが削除される |
2023年5月15日 | 決済代行会社とのトラブルがあったことが公開 |
2023年5月30日 | ゲムフォレックスへの銀行入金がストップされる |
2023年5月31日 | サービスの停止が発表される |
2022年12月より出金遅延が起きたことで、「ゲムフォレックスは危ない」といった噂が立ち始めました。
結果、約半年経過した2023年5月末にサービス停止となった流れです。
ゲムフォレックス側のずさんな対応や出金できないユーザーの増加はネット・SNSでの炎上が加速する流れになり、事実上の撤退をした形となっています。
サービス停止や撤退でユーザーへの影響
今回のゲムフォレックスのサービス停止は、ユーザーに大きな影響を与えています。
事実上の撤退となったことや、サービスの利用ができないということで、既に現状困っている方も多いでしょう。
現時点でサービスの利用をしていた方や、口座に資金が残っていた方は、下記を参考にして早めの対策をしておいてください。
未決済ポジションの決済
現時点では、ゲムフォレックスのMT4・MT5への接続が可能となっています。
余計な損失を被る可能性があります。
また、ゲムフォレックス側は未決済のポジションは6月30日までに決済するようアナウンスをしているので、ポジションを保有している方はすぐに決済をしておきましょう。
問い合わせ先変更
ゲムフォレックス公式では、近日中に問い合わせ専用窓口を設置予定としています。
現時点での問い合わせ先は、ゲムフォレックスのコンプライアンス部である「compliance@gemforex.com」から問い合わせが可能です。
しかし、上記のアドレスに今回のサービス停止や撤退、倒産の質問をしてもまともな答えは返ってこない状況です。
専用窓口が設置され次第、問い合わせが可能になると考えられますが、設置してすぐは混雑も予想されます。
未出金分を定額・分割出金の停止
以前は、公式より「未出金分を定額・分割出金」で対応すると発表されていましたが、現時点では停止すると発表されています。
決めた内容がすぐに変わってしまっているので、今後の対応にも大きな影響を与えると考えていいでしょう。
遅延損害金は、30日経過したユーザーに対して年5%の利率でゲムフォレックスのお財布口座に反映される見通しです。
8月1日以降にサービス再開の予定
ゲムフォレックスの公式発表によると8月1日には事業継承の末、新サービスが開始される見通しを立てています。
また、サービス再開は出金遅延分を全て返金してから行うとの見通しです。
現状出金ができていないユーザーは、8月1日までゲムフォレックスからの続報を待つしかない状況となっています。
公式サイトは情報を適宜更新すると公表しているので、逐一チェックして対応を練るようにしましょう。
倒産せず新サービスが開始されたとしても懸念が残る
現時点では、ゲムフォレックスは倒産せずに事業継承をして新サービスを開始する予定としていますが、仮に倒産しなかったとしても懸念が残るのは間違いないでしょう。
ゲムフォレックスはサービス停止直前までユーザーにボーナスメールを送っていたという情報もあり、計画的な撤退であったとも指摘されています。
出金遅延や急なサービス停止の不信感がユーザーたちに根強く残っていることから、新サービスが新規顧客を集められるとは考えにくいです。
事業継承が架空のものである可能性も指摘されており、懸念は広がる一方です。
出金できていないユーザーは、まずゲムフォレックス側の問い合わせ先が設置され次第、すぐ出金の問い合わせを行いましょう。
また、無事出金が完了してゲムフォレックスの新サービスが設置されても一旦は様子見で、他の安全性が高い海外業者の利用を検討してみてください。