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FXGTの両建てのルールを解説【悪質な両建てがバレる理由って?】

admin

『なぜか口座が凍結された!』とならないように知っておきたいのが、「両建て取引」について。

実は両建て取引には厳しいルールがあり、知らないうちに違反してしまう可能性も少なからずあるのです。

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FXGTの両建て取引に関するルールをはじめ、違反がバレる理由を解説します。
誤って口座が凍結してしまうことがないように、両建て取引について確認しておきましょう。

FXの両建て取引とは?

FX初心者の方でも知らないうちに両建て取引を行っているケースは十分にあります。

まずはこちらのページで「両建て取引とは何か?と」いった基本を押さえておきましょう。

同じ銘柄の買いと売りを同時に持つのが両建て取引

両建て取引とは、同じ銘柄の買い(ロング)と売り(ショート)のポジションを同時に持っている状態のことを指します。

例えばドル/円を113円で買っていながら114円のときに売った場合、これは両建て取引となります。

両建ての例

ドル/円 113円買い(未決済)

ドル/円 114円売り(未決済)

ドル/円を買い持ちしてポンド/円を売り持ちしている場合、こちらは別の通貨ぺアでの取引となるため両建てとはなりません。

またドル/円の買いポジションを決済した後に売りポジションを持った場合、こちらも両建てではないです。

あくまで、同一銘柄の買いポジションと売りポジションを同時に保有している状態が両建て取引となります。

必要証拠金を相殺できるのがメリット

両建て取引を行う大きなメリットは必要証拠金が相殺できる点です。

必要証拠金とは

FX取引をするうえで必要となる担保金のこと。

買い注文と売り注文を同時に出した場合は、両ポジションの必要証拠金が相殺されます。

自己資金に対する必要証拠金の割合で持てるポジション量が変わってくるため、相殺することによってポジションをより多く持つことが可能です。

また買いポジションが損失を出したとしても、そのぶん売りポジションの利益で損益を相殺できるのもポイント。

例:ドル/円の現在レート114.00

ドル/円 113.50売り⇒-50pips
ドル/円 113.50買い⇒+50pips

=±0pips

ですが、筆者の経験として両建て取引は初心者にオススメしません。

その理由は次で解説します。

一見簡単に見えるが利益を出すのは難しい

両建て取引自体は誰でも簡単にできますが、両建ては結果的に損をしやすい取引です。

その理由として、

  • FX取引にはスプレッドコストがかかる
  • スワップポイントが発生する

という点が挙げられます。

両建てするたびにスプレッドが発生する

両建てするうえでネックとなるのがスプレッドの存在です。
例えばドル/円を両建て取引するとします。

FXGTのスタンダード+口座のおけるドル/円の最低スプレッドは1.3pips。

全く同時に買い注文と売り注文を出したとしても、約2.6pips(1.3pips×2)分のスプレッドコストを負担しなければなりません。

スプレッドとは

買値と売値の差のこと、FXでの取引手数料にあたる。

1ロットの取引では1pips=1,000円の損益となります。

先ほどの取引に当てはめると、両建て取引1回に対して2,600円相当のスプレッドを負担しなければならない計算です。

そのため、「両建てを繰り返しているうちに投資資金が減っていた」という苦い経験をした方も多いのではないでしょうか。

スワップポイントの負担が増える

翌日にポジションを持ち越す場合は、買いと売りの両ポジションに対してスワップポイントが発生します。

スワップポイントとは

二か国間の金利差によって発生する損益のこと。

買いと売りを同時に持った場合のスワップポイントは、どの通貨ペアであってもトータルでマイナスになります。

買いスワップ5
売りスワップ-24.19
例:FXGTのドル/円のスワップポイント(2023/06/20)

そのため両建てで価格変動による損益を相殺していたとしても、スワップポイントが日々引かれる点に注意しなければなりません。

両建てを行う際には上記のデメリットを頭に入れておきましょう。

FXGTの両建て取引のルール

以前はFXGTの公式ホームページのQ&Aにおいて「両建て取引」について記載がありましたが、現在は削除されているようです。

過去に明記されていた回答によれば、「同じMT5口座内であれば両建ては可能」とのこと。

他の海外FX会社のルールと照らし合わせた場合も同一口座内での両建ては禁止されていないので、同じMT5口座内での両建て取引は現在も可能と考えて良いでしょう。

逆に同一口座以外での両建て取引は禁止、処罰の対象となるので注意してください。

FXGTで禁止されている両建て取引のパターン

FXGTでは同じ口座を使った両建て取引以外は禁止です。

あわせて読みたい
FXGTの禁止事項・規約違反まとめ【凍結されたらどうなる!?】
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具体的には下記に違反すると処罰の対象となります。

  • 複数の口座を使った両建て
  • 複数のFX会社を使った両建て
  • 他名義の口座を使った両建て

FX初心者の方は知らないうちに違反してしまう可能性もあるため、こちらのページを是非読んでおきましょう。

複数の口座を使った両建て取引

複数の口座間での両建て取引は禁止なので気を付けてください。

例えば口座を2つ持っているとして、口座Aと口座Bの間で両建て取引をすると処罰の対象となります。

FXGTでは一つのアカウントで8つまで口座を持てますが、口座を使い分ける場合はこの点に特に注意しなければなりません。

複数の口座を使った両建て取引の例:

FXFT内の口座A⇒ドル/円 買い

FXFT内の口座B⇒ドル/円 売り

上記のような両建て取引は意図せず発生しやすいので要注意。

FXGT内で複数の口座を持っている方は、両建て取引にならないようにポジション状況をしっかり把握しておきましょう。

複数のFX会社を利用した両建て取引

FXGTと他のFX会社(国内・海外問わず)を利用して両建て取引を行うのは、固く禁止されています。

複数の口座を持っている場合と同様、同じ通貨ペアを取引する場合は十分に注意しなければならないポイントです。

起こりうる例として、以下のようなケースがあります。

違反となる例:

他のFX会社でドル/円をスワップ目的などの長期投資目的で買い持ちしながら、FXGTでドル/円を短期取引目的で売り注文を出した

上記のように他社で買い持ちしているにも関わらず、別の目的で売り注文を出した場合も禁止行為に該当してしまいます。

両建て行為を狙った取引ではなかったとしても、最悪の場合は両社の口座が凍結しかねません。

長期保有のポジションはつい忘れがちになるもの、日ごろからすべてのポジションを管理しておくことが大切です。

他名義の口座を使った両建て取引

他名義の口座と自分名義の口座を利用して両建て取引するのは禁止です。

これは同一グループ内での取引とみなされ、厳しい処罰が下されているケースが見受けられます。

他名義の口座での取引自体が禁止行為ですが、意図せずにこの取引は起こる可能性がある点に注意しなければなりません。

例えば家族でFXをやっていて、妻と夫で同じ銘柄を狙って取引している場合はこちらに該当してしまう可能性が十分にあります。

他名義の口座と自分名義の口座で両建て取引となってしまう例

妻⇒ドル/円 買い
夫⇒ドル/円 売り
子供⇒ポンド/円 買い

上記のケースでは子供の取引は両建てに該当しませんが、妻と夫で両建て取引となってしまっている点に注目です。

意図せず偶然発生した取引だとしても処罰の対象となる可能性があるため要注意。

特に同じ家の中で取引している場合は、登録している住所や使用しているWi-FiのIPなどからすぐに発覚します。

このような禁止行為を誤って行ってしまわないように、あらかじめ家族と話し合っておくことも大切です。

FXGTで両建て取引を行った場合どうなる?

FXGTで禁止行為に該当する両建て取引を行った場合、それまでに得た利益は没収されます。

また違反してしまった内容が悪質であると会社側で判断された場合は、口座もしくはアカウントごと凍結される場合も。

口座が凍結されると、利益だけでなく預けていた資金も引き落とせなくなります。

FX初心者の方も例外ではないので、先ほどのページをよく理解したうえで取引に臨みましょう。

両建て取引は隠してもバレる!その理由とは?

禁止されている両建て取引を隠れて行うことは不可能です。

例え他のFX会社を使ったとしても同じであり、FXGTにバレるのは時間の問題となります。

公にはされていないものの、海外FX会社は不正取引を発見するために情報共有システムを使用しています。

このシステムにより不正な取引が自動的に検知される仕組みです。

不正行為に対する監視は年々厳しくなっており、怪しい取引はすぐ検知されて会社側でチェックされます。

実際にグループで取引していたトレーダーの口座が凍結される事案は発生しているので、隠れて両建て取引することはリスクしかありません。

一度ルール違反が発覚すると、口座が凍結されて二度と口座が作れなくなる可能性があります。

たとえ儲かる両建て取引を発見したとしても、結果的に不利益になる違反行為は絶対に行わないようにしましょう。

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